土壌づくり

地域資源を活用した農業

天橋立ワイナリーのぶどう畑には、天橋立から回収される牡蠣殻が敷き詰められています。
この牡蠣殻は阿蘇海から撤去されたものであり、一斉回収作業分の他、スタッフが通年収集し年間で約90tの牡蠣殻を処理しています。

この牡蠣殻を利用した土壌改良は、当地ならではの資源の再利用による循環型農業への取り組みとなっております。

景観浄化、貝等の漁場の整備、船の航路確保等の環境保全の側面と併せ、環境・観光・農・工・商の連携した事業として取り組んでいます。

栽培品種

豊かな土壌と美しい水が育む
自然栽培ぶどう

カベルネソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)

カベルネフランとソーヴィニヨンブランとの自然交配種。原産地はフランス、ボルドー。果皮が厚く小粒でポリフェノール含有量が多く、 タンニンの強い骨格を持つ。世界各国で作られている。

カベルネソーヴィニヨンを使ったワイン

彩雲


サペラヴィ(Saperavi)

東ジョージア州カヘティ地域が原産地。この地域で最も古い品種果実は中型から⼤型、楕円形または丸型、濃い⻘みがかった⾊。成熟期間は約5か⽉。特徴的な花束と調和のとれた味わい、⼼地よい収斂性を持つワインです。

サペラヴィを使ったワイン

 彩雲 赤スパークリング 海の京都赤 赤甘口


シャルドネ(Chardonnay)

フランス、ブルゴーニュ地⽅マコネ地区原産地。房は円錐形で⼤きさは中から小。熟すと琥珀を帯びた⻩⾦⾊の球形の小粒で皮が薄い。多様な産地に適用し、その年、地域のテロワールやスタイルを映し出す万華鏡のようなぶどう

シャルドネを使ったワイン

シャルドネ樽熟成


セイベル13053(Cascade)・9110(Verdelet)

フィロキセラをはじめとする病害に対する抵抗性を高めるため、アルバートセイベルの研究によってヨーロッパ種とアメリカ種を交配したフレンチハイブリット種。2つのヨーロッパブドウのAramonおよびAlicante Bouchetと野⽣のアメリカブドウ、イエーガー70(Vitis rupestris x Vitis lincecumii)、台⽊品種のAxR1(AramonxV. Rupestris)を交配して作成された。元の4つのぶどうから派⽣した品種のみで交配、再交配することを繰り返したため、基本的な遺伝子プールはほとんど変わっていない。セイベルの横の数字は育種番号を⽰す。13053(別名カスケード)は⿊葡萄品種であっさりとした飲みやすい赤、ロゼワインに仕上がる。9110(別名ヴェルデレーなど)は白品種で⽣食兼用種。柑橘系の香りにすっきりとした味わいの白ワインに仕上がる

セイベル13053を使ったワイン

海の京都赤 赤甘口 赤スパークリング 茜ブラッシュ 茜スパークリング

セイベル9110を使ったワイン

こだま樽熟成 とよさか甘口 とよさか辛口 とよさかスパークリング


ピノブラン(Pinot Blanc)

フランスブルゴーニュ地⽅原産のピノノワールの枝変わり種のピノグリの突然変異で誕⽣したといわれる品種。房は小さめ〜中程度の円筒形。⻩緑〜⻩⾊の球形もしくは楕円形の小粒で密集。フレッシュながらまろやかで優しい風味。ドイツではヴァイスブルグンダーと呼ばれる。

ピノブランを使ったワイン

とよさかスパークリング


レゲント(Regent)

ドイツ、プファルツ地⽅ジーベルディンゲンの連邦ぶどう交配研究所でディアナ(シルヴァーナー×ミュラートルガウ)とシャンボーソン(アメリカ系)の交配から⽣まれた⿊葡萄。適度な酸性度と⾊が濃い赤ワインになり、タンニンも多く、チェリーやブラックカラントなどの香りが特徴。

レゲントを使ったワイン

レゲント 彩雲


ピノノワール(Pinot noir)

原産地はフランスブルゴーニュ地⽅など諸説あり、房は円筒形でコンパクト。⻘紫⾊で球形もしくは楕円形の小粒が密集。皮が薄く、病害に弱く、栽培が困難で、醸造も難しいといわれる品種。しかし、ロマネコンティなど偉⼤なグランクリュから⼼が震えるような官能的なワインが誕⽣し、多くの⼈を魅了する魔性の⿊葡萄。

ピノノワールを使ったワイン

ピノノワール


ソービニヨンブラン(Sauvignon Blanc)

フランスロワール地⽅原産。房は円錐形で小さく、⻩緑⾊から熟すと⻩⾦⾊の楕円形の小粒になる。カシスの芽、グーズベリー、グレープフルーツ、パッションフルーツなど香りが印象的。酸味が豊富で爽快、後味に感じるグレープフルーツの内皮のようなほろ苦さも特徴。

※商品未発売

メルロー(Merlot)

フランスボルドー地⽅原産。房は円筒、円錐形で中程度の⼤きさ。⻘紫⾊の球形の中粒。房はあまり密集することはない。プルーンやカシスなどの⿊系果実や⼟の香りが漂い、まろやかで緻密な凝縮された果実の内側にほんのりと、テロワール由来の鉱物感が融合。角のない⼤らかを持ちつつ緩みのない高品質なワインとなる。⼟壌水分をある程度必要とするため、日本でも高品質なワインが出てきている品種。

※商品未発売

クレレットブランシュ(Clairette Blanche)

フランス原産。ローヌ、プロヴァンス、ラングドックなどの南仏で主に栽培されている品種。白い花、グレープフルーツ、リンゴなど爽やかな香りを持つ白ワインを造ります。酸味は少なく、さわやかな苦味が余韻として残るのも特徴です。

※商品未発売

ムールヴェードル(Mourve'dre')

原産地はスペインのあたりではないかといわれている⿊ぶどう種、アメリカ産の台⽊品種と相性が悪い。鮮烈な果実香、ブラックベリーやジビエの香りのニュアンスを持ち、ある程度のタンニン、⾊合いもあることから、グルナッシュ、シラーなどとのブレンドが多い品種。

※商品未発売

ヤマソービニヨン(Yama・Sauvignon)

⼭梨⼤学にて、カベルネソービニヨンとヤマブドウを交配した品種。果粒は円形。果皮は紫⿊⾊で厚いワインは独特の香りを持ち、紫⾊の濃い⾊になる。

ヤマソービニヨンを使ったワイン

海の京都赤 赤甘口

※その年により商品の有無、セパージュは異なります。